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新着情報一覧-
槇の木学園の新着情報
2024.11.05
第48回教育講演会のお知らせ -
槇の木学園の新着情報
2024.10.10
機関誌まきのき 2024年度第1号 -
槇の木学園の新着情報
2024.10.09
機関誌まきのき 2023年度第2号
Magazine機関紙
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機関誌まきのき 2023年度第1号 -
槇の木学園の機関紙
2023.03.31
2022年度第3号 -
槇の木学園の機関紙
2022.12.12
2022年度第2号 -
槇の木学園の機関紙
2022.12.12
2022年度第1号
News槇の木学園からのお知らせ
Action活動情報
小舎制の取り組み
<小舎制運営についての大切な3つの柱として>
①子どもの心の拠り所を明確にするため、交替制勤務による弊害を極力少なくした形で、少数の特定された職員との信頼関係を構築しています。
②より家庭に近い住環境の中で、子どもたちが安心して暮らすことのできる空間的な拠り所や居場所を保障しています。
③子どもたちが生活の主体者として、食事作りを中心とした生きた生活体験を積み重ねています。
槇の木学園での生活
敷地内寮4寮、敷地外の地域生活寮2寮の計6寮に子どもと職員が共同生活を行っています。
各寮の食事は、それぞれのキッチンで調理員や児童指導員、保育士が子どもの目の前で調理し、子どもと職員が食卓を囲んで食べるスタイルをとっています。
槇の木学園の行事
月に1回程度「遊ぼう会」を開催し、子どもと職員、そしてボランティアの方々と、様々な活動や遊び(田植え、芋掘り、球技大会等)を行っています。
また夏休みには、子どもたちの好きなプールを行ったり、キャンプをしたりと、日常生活では体験できないような活動を通して、子どもたちが様々な経験を積む機会をつくっています。
Story槇の木学園について
槇の木学園の創設
1971年4月、槇の木学園は定員30名の障害を持つ子どもたちが共に暮らす、大舎制の入所施設として創設されました。
開設してから10年ぐらいまでの間に、当時の職員会議の中では、「子どもたちと懸命に向き合ってきたのだが、なかなか子どもたちがうまく育っていっていない」といった悩みが、多くの職員から出されてきていました。その議論の中から、「30名の障害を持つ子どもたちを、一つ屋根の下で暮らすという大舎制の建物形態の弊害が、子どもの育ちに影響しているのではないか」といった意見が出されてきました。
かわのべ寮のスタート
こういった議論の中から、1986年より地域生活寮(通称かわのべ寮)の取り組みが始められました。この取り組みは「障害を持つ人も、持たない人も地域の中で共に暮らしていく」といったノーマライゼーション理念のもと、まずは6名の子どもたちが大舎制の施設を一歩飛び出し、地域の中に一軒家を借りて、職員との共同生活をしていくというものであった。そして、当園の子どもに対しての運営目標にあるように、「自らの生活に主体的に取り組み、自ら生きる姿勢を持つ人に育てていく」といったものを実現すべく進められたものでもあったが、今後の子どもたちの処遇のあり方や、施設の建物形態について考えていく上での、まさに大きな転換点となりました。
大舎制から小舎制へ
その後、1998年度からは、「老朽化した大舎制の建物をどのように建て替えていくのか」という議論が始められました。その中で、「この地域生活寮での実践からも明らかになってきているように、小規模でより家庭的な暮らしぶりが、子どもたちの成長には欠かすことができなのではないか」といった結論が導き出されてきました。
こうして、2001年4月より、現在の施設形態である小舎制への建て替えを決断し、6寮小舎制がスタートしました。
大切にしている3つの柱
この小舎制が始められる際に全体で確認された大切な3つ柱があります。
①「子どもの心の拠り所を明確にするために、交替制勤務による弊害を極力少なくし、少数の特定された職員との信頼関係を構築していく」
②「より家庭に近い住環境の中で、安心して暮らすことのできる空間的な居場所を保障していく」
③子どもたちが生活の主体者として、食事作り等を中心とした、様々な生きた生活体験を積み重ねていく」
といったものでしたが、このスタイルの中で、少しでも子どもたちの暮らしが、あたり前の生活に近づけるようにといった思いを込めて作られたものでもありました。
小舎制についての制度的な裏付けとして
この2001年から始められた小舎制での運営については、ようやく制度的にもその裏付けが示されてきたのが、2012年4月から始められた『小規模グループケア』という制度でした。これは、子どもの人数が4名から8名での小規模な運営形態を行っている施設に対して、加算という形で評価していくというものでした。
また、2016年10月から改正された児童福祉法の中にも、「児童ができる限り良好な家庭的環境において養育されるよう必要な措置を講じなければならない」とも明記されることとなりました。
更には、2021年10月からは、前述した地域生活寮2寮についても、制度的にも評価されことになり、『小規模グループケア(サテライト型)』として正式な認可を受けることができるようになりました。この地域生活寮の制度的な裏付けが示されたのは、地域生活寮の取り組みが始められてから、実に36年後のことでした。
Activity槇の木学園の運営目標
『すべての子どもが大切にされ育っていける社会づくりに児童福祉施設として取り組む。』
①入所児童に対して
『自らの生活に主体的に取り組み、自ら生きる姿勢を持つ人に育てていこう』
②家族・家庭に対して
『共に育てるという立場で尊重し合い、連携・協力をしていこう』
③地域に対して
『すべての子どもが生き生きと安心して育つことのできる、地域社会の形成に努力していこう』
④行政機関・教育機関に対して
『子どもの権利が保障されるという視点に立ち、行政・教育機関との連携をしていこう』
私たちの社会的な使命
『障害を持つ子どもたちの命と暮らしと人権を将来に渡って支え守り続けていくこと』
INFORMATION槇の木学園
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名称
福祉型障害児入所施設
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開所
1971年4月1日
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所在地
299-4403 千葉県長生郡睦沢町上市場693
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電話番号
0475-44-1212
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FAX
0475-44-1213